30AM47|第30回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第30回午前(科目未分類)
やせをきたしやすい疾患はどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
やせ(体重減少)をきたす疾患を選ぶ問題です。
摂取が減るか、消費が増えるか、吸収が悪くなるかで考えます。
解説
**神経性食欲不振症(神経性やせ症)**は、体重増加への強い恐怖と、体型に対する認識の偏りから極端な食事制限を行い、著しい低体重をきたす摂食障害です。思春期から若年の女性に多く、無月経、徐脈、低血圧、低体温、うぶ毛の増加などを伴います。したがって、やせをきたしやすい疾患として最も適切です。重症例では生命に関わるため、医療機関での治療が必要です。
早期胃癌は、症状に乏しく体重減少をきたすことは通常ありません。進行胃癌になると食欲不振や通過障害により体重が減少します。
脂質異常症は、それ自体で体重が減る疾患ではなく、むしろ肥満を伴うことが多くみられます。
甲状腺機能低下症は、代謝が低下するため体重は増加する傾向にあります。やせをきたすのは甲状腺機能亢進症(バセドウ病)です。
選択肢の確認
1.早期胃癌
誤り。症状に乏しく、体重減少は通常みられません。
2.脂質異常症
誤り。体重が減る疾患ではなく、肥満を伴うことが多くみられます。
3.甲状腺機能低下症
誤り。代謝低下により体重は増加します。
4.神経性食欲不振症
正しい。極端な食事制限により著しい低体重をきたします。
覚えるポイント
- やせをきたす疾患=神経性食欲不振症、甲状腺機能亢進症、糖尿病(コントロール不良)、悪性腫瘍、消化吸収障害、結核、副腎皮質機能低下症。
- 神経性食欲不振症=無月経、徐脈、低血圧、低体温、うぶ毛の増加。
- 甲状腺機能亢進症=食べても痩せる、動悸、発汗、手指振戦。
- 原因不明の体重減少は悪性腫瘍などの検索が必要となる。