30AM49|第30回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第30回午前(科目未分類)
変形性関節症の単純エックス線所見で正しいのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
変形性関節症の画像所見を問う問題です。
関節軟骨がすり減ることで何が起こるかを考えます。
解説
変形性関節症では、関節軟骨が摩耗して薄くなり、その下の骨や関節辺縁に変化が生じます。単純エックス線での代表的な所見は次の四つです。
骨棘の形成(関節辺縁に骨のとげができる)、関節裂隙の狭小化(軟骨が減って骨と骨の間が狭くなる)、軟骨下骨の硬化(荷重のかかる部位の骨が白く濃く写る)、骨嚢胞の形成です。したがって骨棘の形成が正答です。
関節裂隙は拡大ではなく狭小化します。軟骨が減るためです。
軟骨下骨は萎縮ではなく**硬化(骨硬化)**します。負荷に対する反応として骨が緻密になるためです。
骨壊死像は、大腿骨頭壊死症など血流障害による疾患でみられる所見であり、変形性関節症の代表的な所見ではありません。
なお、関節リウマチでは骨びらんと傍関節性の骨萎縮がみられ、変形性関節症の骨硬化・骨棘とは対照的です。
選択肢の確認
1.骨壊死像
誤り。大腿骨頭壊死症など血流障害による疾患でみられます。
2.骨棘の形成
正しい。関節辺縁に骨のとげが形成されます。
3.関節裂隙の拡大
誤り。軟骨の摩耗により狭小化します。
4.軟骨下骨の萎縮像
誤り。軟骨下骨は硬化します。
覚えるポイント
- 変形性関節症の所見=骨棘形成、関節裂隙狭小化、軟骨下骨硬化、骨嚢胞。
- 関節リウマチ=骨びらん、傍関節性骨萎縮、対称性の多関節炎。
- 変形性膝関節症は内側の裂隙が狭くなり、内反変形(O脚)を生じやすい。
- 治療の基本は減量、大腿四頭筋の筋力強化、生活動作の工夫。