30AM51|第30回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第30回午前(科目未分類)
骨化性筋炎の原因はどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
骨化性筋炎の成因を問う問題です。
筋の中に骨ができる病態が、どのような経過で生じるかを考えます。
解説
骨化性筋炎(外傷性骨化性筋炎)は、筋の打撲や挫傷の後に、血腫を生じた部位の筋組織内に異所性の骨形成が起こる病態です。大腿四頭筋や上腕筋によくみられます。
最大の誘因は、受傷後の早すぎる、あるいは無理な可動域訓練やマッサージです。修復途中の組織を強く動かすと、出血が繰り返され、血腫が器質化して骨化に至ると考えられています。したがって「筋挫傷後の無理な可動域訓練」が正答です。
このことから、筋挫傷の急性期にはRICE処置を行って安静を保ち、痛みの範囲を超える強い伸張やもみほぐしを避けることが重要になります。施術にあたっても、受傷直後の患部への強い刺激は避ける配慮が必要です。
なお、脊髄損傷や意識障害を伴う脳障害の後にも異所性骨化がみられることがありますが、これは股関節や膝関節の周囲に生じる神経原性の異所性骨化として区別されます。エストロゲン製剤の服用は骨化性筋炎の原因ではありません。
選択肢の確認
1.脊髄損傷
誤り。関節周囲の神経原性異所性骨化として別に扱われます。
2.エストロゲン製剤の服用
誤り。骨化性筋炎の原因ではありません。
3.意識障害を伴う脳障害
誤り。こちらも神経原性の異所性骨化として区別されます。
4.筋挫傷後の無理な可動域訓練
正しい。血腫の器質化と骨化を招く代表的な誘因です。
覚えるポイント
- 骨化性筋炎=筋挫傷後の血腫が骨化する。大腿四頭筋に多い。
- 誘因は早期の無理な運動やマッサージ。
- 予防=急性期のRICE処置と安静、痛みを超える伸張を避ける。
- 受傷直後の患部への強い刺激は避け、経過に応じて対応する。