30AM52|第30回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第30回午前(科目未分類)
外傷とその原因の組合せで正しいのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
**外傷の受傷機転(どのような力でどこが壊れるか)**を対応させる問題です。
力の加わる方向から、損傷する部位を導きます。
解説
股関節脱臼の多くは後方脱臼で、交通事故の際に、座位で膝を曲げた状態のまま膝が車内のダッシュボードに衝突し、大腿骨の長軸方向に後方へ強い力が加わることで生じます。これをダッシュボード損傷といいます。患肢は屈曲、内転、内旋位をとります。したがってこの組合せが正しくなります。
手舟状骨骨折は、手をついて転倒した際の手関節の背屈によって生じます。掌屈ではありません。解剖学的嗅ぎタバコ入れの部位に圧痛がみられ、初期のエックス線では写りにくく見逃されやすいこと、血流が乏しく偽関節になりやすいことが特徴です。
上腕骨顆上骨折は、小児が肘を伸展した状態で手をついて転倒することで生じます。上肢の急激な牽引で生じるのは肘内障(橈骨頭の亜脱臼)です。
第5中足骨基部裂離骨折は、足部の内がえしによって短腓骨筋腱が基部を引きはがすことで生じます。外がえしではありません。
選択肢の確認
1.手舟状骨骨折-手関節掌屈
誤り。手関節の背屈で手をついた際に生じます。
2.股関節脱臼-車内のダッシュボードへの膝の衝突
正しい。後方脱臼の典型的な受傷機転です。
3.上腕骨顆上骨折-上肢の急激な牽引
誤り。上肢の牽引で生じるのは肘内障です。
4.第5中足骨基部裂離骨折-足部外がえし
誤り。足部の内がえしで生じます。
覚えるポイント
- 股関節後方脱臼=ダッシュボード損傷、患肢は屈曲・内転・内旋位。
- 手舟状骨骨折=手関節背屈、嗅ぎタバコ入れの圧痛、偽関節になりやすい。
- 上腕骨顆上骨折=小児、肘伸展位で転倒、フォルクマン拘縮に注意。
- 第5中足骨基部裂離骨折=内がえし、短腓骨筋腱による牽引。