30AM55|第30回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第30回午前(科目未分類)
高血圧性脳出血が最も好発する部位はどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
高血圧性脳出血の好発部位を問う問題です。
どの動脈が破れやすいかを考えると理解しやすくなります。
解説
高血圧性脳出血は、長年の高血圧により脳内の細い動脈(穿通枝)の壁が変性し、破綻することで起こります。
最も多い部位は被殻で、全体のおよそ半数を占めます。中大脳動脈から分かれるレンズ核線条体動脈が責任血管で、この動脈は太い血管から直角に近い角度で分岐するため高い圧がかかりやすく、破れやすいとされます。被殻出血では、病巣と反対側の片麻痺、感覚障害、病巣側への共同偏視がみられます。
次いで多いのが視床で、対側の感覚障害が目立ち、内下方への共同偏視がみられます。以下、皮質下、橋、小脳の順に続きます。
橋出血は、意識障害、四肢麻痺、著しい縮瞳(針先瞳孔)を呈し、予後不良です。
前頭葉などの皮質下出血は、脳動静脈奇形やアミロイド血管症を背景とすることが多く、高血圧性脳出血の最好発部位ではありません。
選択肢の確認
1.被殻
正しい。高血圧性脳出血の最も多い部位で、およそ半数を占めます。
2.視床
誤り。被殻に次いで多い部位です。
3.橋
誤り。頻度は被殻や視床より低く、重篤な経過をとります。
4.前頭葉
誤り。皮質下出血は他の原因を背景とすることが多くなります。
覚えるポイント
- 高血圧性脳出血の頻度=被殻>視床>皮質下>橋>小脳。
- 被殻出血の責任血管はレンズ核線条体動脈。
- 橋出血=意識障害、四肢麻痺、針先瞳孔。小脳出血=後頭部痛、めまい、体幹失調。
- 突然の頭痛、嘔吐、麻痺、意識障害は緊急の受診が必要。