30AM56|第30回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第30回午前(科目未分類)
汎血球減少症をきたすのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
**汎血球減少症(赤血球、白血球、血小板がすべて減る)**をきたす疾患を選ぶ問題です。
造血の場そのものが障害される疾患はどれかを考えます。
解説
再生不良性貧血は、骨髄の造血幹細胞が減少して造血が全般に低下する疾患です。その結果、赤血球、白血球、血小板がすべて減少する汎血球減少を呈します。貧血に加え、白血球減少による易感染性、血小板減少による出血傾向がみられます。骨髄は脂肪髄となり、網赤血球も減少します。多くは造血幹細胞に対する免疫学的機序が関与すると考えられています。
鉄欠乏性貧血は、鉄の不足によりヘモグロビン合成が障害される小球性低色素性貧血で、白血球や血小板は減りません(むしろ血小板は増えることがあります)。
腎性貧血は、腎からのエリスロポエチン産生が低下して赤血球の産生が減る正球性正色素性貧血で、白血球と血小板は保たれます。
溶血性貧血は、赤血球が破壊されることによる貧血で、代償的に網赤血球が増加し、白血球や血小板は減少しません。
選択肢の確認
1.鉄欠乏性貧血
誤り。赤血球系のみの異常で、汎血球減少はきたしません。
2.腎性貧血
誤り。エリスロポエチン不足による赤血球産生の低下です。
3.溶血性貧血
誤り。赤血球の破壊が主体で、網赤血球は増加します。
4.再生不良性貧血
正しい。造血幹細胞の減少により汎血球減少をきたします。
覚えるポイント
- 再生不良性貧血=汎血球減少、網赤血球減少、骨髄は脂肪髄。
- 汎血球減少をきたす他の病態=急性白血病、骨髄異形成症候群、巨赤芽球性貧血、脾機能亢進。
- 腎性貧血=エリスロポエチン不足、腎不全に伴う。
- 出血傾向や発熱を伴う貧血は速やかな受診が必要。