30AM60|第30回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第30回午前(科目未分類)
腎前性腎不全の病因はどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
急性腎不全の分類を問う問題です。
腎臓の手前(血流)、腎臓そのもの、腎臓の後ろ(尿路)のどこに原因があるかで分けます。
解説
急性腎不全(急性腎障害)は、原因の位置によって次の三つに分けられます。
腎前性は、腎臓へ流れ込む血液が減ることによるものです。出血性ショック、脱水、心不全、敗血症性ショックなどが原因で、腎血流量が低下して糸球体ろ過量が減ります。腎そのものは障害されていないため、循環を改善すれば回復が期待できます。したがって出血性ショックが正答です。
腎性は、腎臓そのものの障害によるもので、急性尿細管壊死、急性糸球体腎炎、間質性腎炎、薬剤性腎障害などが原因です。急性腎炎症候群はこれに当たります。
腎後性は、尿の流れ出る道が塞がることによるもので、前立腺癌や前立腺肥大、尿路結石、後腹膜腫瘍による尿管の圧迫などが原因です。両側の尿路が閉塞して初めて腎不全となります。
選択肢の確認
1.出血性ショック
正しい。腎血流量の低下による腎前性の原因です。
2.前立腺癌
誤り。尿路の閉塞による腎後性の原因です。
3.後腹膜腫瘍
誤り。尿管の圧迫による腎後性の原因です。
4.急性腎炎症候群
誤り。腎臓そのものの障害であり、腎性の原因です。
覚えるポイント
- 腎前性=出血、脱水、ショック、心不全(腎血流の低下)。
- 腎性=急性尿細管壊死、急性糸球体腎炎、薬剤性腎障害。
- 腎後性=尿路結石、前立腺肥大や前立腺癌、後腹膜腫瘍による閉塞。
- 腎前性と腎後性は原因を取り除けば回復が期待できる。