30AM61|第30回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第30回午前(科目未分類)
不整脈で予後が最も良いのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
不整脈の重症度を比べる問題です。
心拍出量が保たれるか、突然死につながるかで予後を判断します。
解説
**上室性期外収縮(心房期外収縮)**は、洞結節以外の心房の部位から早めに興奮が生じるもので、健康な人にも加齢、疲労、ストレス、カフェイン、飲酒などで日常的にみられます。基礎心疾患がなければ治療を必要とせず、予後は良好です。したがってこれが正答です。
心室細動は、心室が無秩序に細かく震えて有効な拍出ができなくなる状態で、直ちに心停止に至ります。速やかな胸骨圧迫と**除細動(AED)**が必要な、最も緊急性の高い不整脈です。
心房細動は、心房が無秩序に興奮する不整脈で、心拍出量の低下と、心房内血栓による心原性脳塞栓症の危険が問題になります。
**III度房室ブロック(完全房室ブロック)**は、心房から心室へ興奮が全く伝わらない状態で、高度の徐脈により失神(アダムス・ストークス発作)や心不全を生じ、ペースメーカーの適応となります。
選択肢の確認
1.心室細動
誤り。直ちに心停止に至る最も危険な不整脈です。
2.心房細動
誤り。心原性脳塞栓症の原因となり、抗凝固療法が必要になることがあります。
3.上室性期外収縮
正しい。基礎疾患がなければ治療を要さず、予後は良好です。
4.Ⅲ度房室ブロック
誤り。失神や心不全をきたし、ペースメーカーの適応となります。
覚えるポイント
- 心室細動・無脈性心室頻拍=直ちにAEDと胸骨圧迫。
- 心房細動=心原性脳塞栓症の危険、脈は絶対性不整。
- 完全房室ブロック=アダムス・ストークス発作、ペースメーカーの適応。
- 期外収縮は基礎疾患がなければ経過観察でよいことが多い。