30AM69|第30回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第30回午前(科目未分類)
大腸癌について正しいのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
大腸癌の疫学、検診、組織型、腫瘍マーカーを問う問題です。
検診の意義を正しく理解しているかが問われます。
解説
便潜血検査は、大腸癌検診として広く行われている検査で、死亡率の減少に寄与することが示されています。40歳以上を対象に年に1回行われ、陽性の場合は大腸内視鏡検査による精密検査を受けることになります。簡便かつ非侵襲的で、集団への適用に適した方法です。したがってこの記述が正しくなります。
大腸癌は、食生活の欧米化や高齢化を背景に、日本では増加傾向にあります。減少ではありません。部位別の死亡数でも上位を占めます。
大腸の粘膜は腺上皮であるため、大腸癌の大部分は腺癌です。扁平上皮癌ではありません(肛門管には扁平上皮癌が生じます)。
血清CEAは大腸癌の腫瘍マーカーですが、早期には上昇しないことが多く、早期診断には適しません。主に進行度の把握、治療効果の判定、再発の監視に用いられます。
選択肢の確認
1.近年減少傾向である。
誤り。日本では増加傾向にあります。
2.便潜血検査は死亡率減少に寄与する。
正しい。大腸癌検診として有効性が示されています。
3.大部分が扁平上皮癌である。
誤り。大部分は腺癌です。
4.血清CEAが早期診断に役立つ。
誤り。早期には上昇しにくく、経過観察に用いられます。
覚えるポイント
- 大腸癌検診=便潜血検査(40歳以上、年1回)、陽性なら大腸内視鏡検査。
- 大腸癌の大部分は腺癌。
- CEAは早期診断には不向きで、治療効果判定や再発監視に用いる。
- 危険因子=高脂肪・低繊維の食事、肥満、飲酒、喫煙、家族歴、炎症性腸疾患。