30AM7|第30回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第30回午前(科目未分類)
疫学指標について、横断調査により明らかになるのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
疫学の研究デザインと得られる指標を対応させる問題です。
ある一時点を切り取る調査か、時間を追う調査かで区別します。
解説
横断調査(断面調査)は、ある一時点における集団の状態を調べる研究です。この方法で得られるのが有病率、すなわちその時点で疾病をもっている人の割合です。
罹患率は、一定期間内に新たに疾病が発生した人の割合であり、集団を一定期間追跡する**縦断調査(コホート研究)**が必要です。
死亡率も、一定期間に死亡した人の割合であるため、期間を追った観察が必要です。
**致命率(致死率)**は、その疾病にかかった人のうち死亡した人の割合であり、発病から転帰までを追う必要があります。
有病率は、罹患率と罹病期間のおおよその積で表されます。慢性疾患では有病率が高く、急性で短期に治癒する疾患では有病率は低くなります。
選択肢の確認
1.有病率
正しい。ある一時点の疾病保有者の割合であり、横断調査で明らかになります。
2.罹患率
誤り。一定期間の新規発生を数えるため、追跡調査が必要です。
3.死亡率
誤り。一定期間の死亡を数えるため、追跡が必要です。
4.致命率
誤り。罹患者のうち死亡した割合で、転帰の追跡が必要です。
覚えるポイント
- 横断調査=一時点、得られる指標は有病率。
- コホート研究=追跡して罹患率や相対危険を求める。
- 症例対照研究=過去に遡り、オッズ比を求める。
- 有病率はおおよそ罹患率×罹病期間で表される。