30AM75第30回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第30回午前(科目未分類)

スプーンを持ってスープを口に運ぶ際、前腕と手関節の運動方向の組合せで最も適切なのはどれか。

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正解: 1

正答

1

この問題のポイント

食事動作の運動学を問う問題です。

スプーンの中身をこぼさずに口へ運ぶには、どの方向の動きが必要かを考えます。

解説

スプーンでスープをすくい、口へ運ぶ動作を分解して考えます。

まず、スプーンの受け皿を上に向けたまま保つ必要があるため、前腕は回外します。手のひらを上に向ける方向の動きです。回内すると手のひらが下を向き、スプーンの中身がこぼれてしまいます。

次に、スプーンを口元へ近づけるには、肘を屈曲させながら手先を口の方向へ向ける必要があります。このとき**手関節は屈曲(掌屈)**の方向に動き、スプーンの先端が口に向かうようにします。手関節を伸展させると、スプーンの先が上や外側を向いてしまい、口へ運びにくくなります。

したがって、前腕回外と手関節屈曲の組合せが最も適切です。

この理解は、脳卒中や神経麻痺の患者に対する食事動作訓練や、自助具(角度を調節したスプーン、太柄のスプーン)の選定に役立ちます。

選択肢の確認

1.前腕回外-手関節屈曲
正しい。受け皿を上に向けたまま口元へ運ぶための動きです。

2.前腕回外-手関節伸展
誤り。手関節を伸展するとスプーンの先が口から離れる方向になります。

3.前腕回内-手関節屈曲
誤り。回内すると手のひらが下を向き、中身がこぼれます。

4.前腕回内-手関節伸展
誤り。同様に回内では中身を保持できません。

覚えるポイント

  • 食事動作=前腕回外+手関節屈曲でスプーンを口へ運ぶ。
  • 回外は上腕二頭筋と回外筋、回内は円回内筋と方形回内筋が担う。
  • 動作が難しい場合は自助具(角度付きスプーン、太柄)を検討する。
  • 動作分析は訓練目標と自助具選定の根拠になる。
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