30AM81|第30回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第30回午前(科目未分類)
変形性膝関節症に対するリハビリテーションで最も適切なのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
変形性膝関節症のリハビリテーションとして最も適切なものを選ぶ問題です。
関節への負担を増やさずに機能を高める方法を考えます。
解説
変形性膝関節症では、大腿四頭筋の筋力低下が膝の安定性を損ない、症状の悪化と活動性の低下につながります。そこで基本となるのが下肢の等尺性筋力訓練です。関節を動かさずに筋を収縮させる方法(仰臥位での膝伸展位保持、脚上げ運動など)であり、関節への負担をかけずに筋力を高められるため、最も適切です。あわせて減量、関節可動域の維持、温熱療法が行われます。
階段昇降訓練は、膝に体重の数倍の負荷がかかるため、疼痛のある変形性膝関節症では負担が大きく、積極的に勧める訓練ではありません。
自助具の使用は、日常生活動作を補うために有用な場合はありますが、変形性膝関節症のリハビリテーションの中心となるものではありません(杖の使用は負担軽減に有効です)。
寒冷療法は急性の炎症が強い時期には用いますが、慢性期には血流を改善する温熱療法が一般に適します。
選択肢の確認
1.下肢等尺性筋力訓練
正しい。関節への負担をかけずに大腿四頭筋を強化できます。
2.階段昇降訓練
誤り。膝への負荷が大きく、症状を悪化させる恐れがあります。
3.自助具の使用
誤り。リハビリテーションの中心となる内容ではありません。
4.寒冷療法
誤り。慢性期には温熱療法が一般に適します。
覚えるポイント
- 変形性膝関節症=大腿四頭筋の等尺性筋力訓練が基本。
- あわせて減量、可動域の維持、温熱療法、杖の使用。
- 画像所見=骨棘形成、関節裂隙狭小化、軟骨下骨硬化。
- 正座や階段など、膝に高い負荷のかかる動作は控えるよう指導する。