30AM84第30回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第30回午前(科目未分類)

次の文で示す症例について、問いに答えよ。「65歳の男性。左片麻痺と意識障害を生じた。頭部CT検査にて右被殻出血と診断され、保存的治療を受けた。リハビリテーションの評価において視覚の見落としが著明であった。」適切な対応はどれか。

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

視覚の見落としがある患者への対応を選ぶ問題です。

見落としによってどのような危険が生じるかを考えます。

解説

視覚の見落としがある患者では、足元や進行方向の障害物、段差に気づけないため、つまずきや転倒、衝突の危険が高まります。したがって、段差に気を付けるように指導することが、安全確保の観点から最も適切な対応です。あわせて、環境から危険物を取り除く、見落としやすい側から声をかける、見落としやすい側へ意識的に目を向ける練習を行うといった対応も行われます。

メモをとるように勧めるのは、記憶障害に対する代償手段です。

周囲の人が動作を促すのは、意欲の低下(発動性の低下)に対する対応です。

同時に複数の課題をさせないのは、注意の配分が難しい場合の環境調整として一般的に有効ですが、この症例で最も差し迫った問題である転倒の危険に直接対応するものではありません。

なお、片麻痺があることから転倒の危険はさらに高く、安全面の指導が優先されます。

選択肢の確認

1.メモをとるように勧める。
誤り。記憶障害に対する代償手段です。

2.周囲の人が動作を促す。
誤り。意欲低下に対する対応です。

3.段差に気を付けるように指導する。
正しい。見落としによる転倒の危険に直接対応する指導です。

4.同時に複数の課題をさせない。
誤り。有効な環境調整ですが、この症例で最も優先される対応ではありません。

覚えるポイント

  • 視覚の見落とし=転倒、衝突、けがの危険が高まる。
  • 対応=段差や障害物への注意喚起、環境整備、見落としやすい側からの声かけ。
  • 片麻痺を伴う場合は転倒リスクがさらに高い。
  • 記憶障害にはメモや手帳などの外的代償手段が有効。
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