30AM88第30回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第30回午前(科目未分類)

次の文で示す症例について、問いに答えよ。「55歳の女性。2か月前から背部の鈍痛が続いていたが放置していた。発熱はないが、食欲不振、体重減少、倦怠感がある。」行うべき検査で最も適切なのはどれか。

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正解: 1

正答

1

この問題のポイント

膵臓癌を疑ったときに行う検査を選ぶ問題です。

非侵襲的で膵臓を含む腹部臓器を評価できるものを選びます。

解説

背部痛と体重減少から膵臓癌などの腹部臓器の疾患を疑う場合、まず行うべきなのは腹部超音波検査です。非侵襲的で繰り返し実施でき、膵臓の腫瘤、膵管の拡張、胆管の拡張、胆嚢の腫大、肝臓の転移巣、腹水などを一度に評価できます。異常が疑われれば、造影CTやMRCP、超音波内視鏡などの精密検査へ進みます。したがってこれが正答です。

尿沈渣は、尿路の炎症、結石、腎疾患の評価に用いる検査であり、この症例の病態とは結び付きません。

**血液像(白血球分画)**は、感染症や血液疾患の評価に有用ですが、膵臓の腫瘍性病変の検索には適しません。

腹部エックス線検査は、腸管ガスの分布、遊離ガス、結石の一部などの評価には有用ですが、膵臓のような軟部組織の腫瘤を描出することはできません。

選択肢の確認

1.腹部超音波検査
正しい。非侵襲的に膵臓や胆道、肝臓を評価でき、最初の検査として適します。

2.尿沈渣
誤り。尿路の疾患の評価に用いる検査です。

3.血液像(白血球分画)
誤り。感染症や血液疾患の評価に用いる検査です。

4.腹部エックス線検査
誤り。軟部組織の腫瘤の描出には適しません。

覚えるポイント

  • 腹部臓器のスクリーニングは腹部超音波検査から。
  • 膵臓の精査=造影CT、MRCP、超音波内視鏡、CA19-9。
  • 検査は非侵襲的で簡便なものから進める。
  • 悪性腫瘍を疑う所見があれば施術より受診を優先する。
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