30PM101|第30回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第30回午後(科目未分類)
経脈病証で難聴が起こるのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
耳の症状が現れる経脈を問う問題です。
耳を巡る、あるいは耳に関わる経脈を思い出します。
解説
手の太陽小腸経の病証には、耳聾(難聴)、目が黄色くなる、頬の腫れ、頷や頸、肩、上腕の痛みが挙げられます。小腸経は小指尺側端から起こり、上肢後内側を上り、肩甲部を巡って頸に上り、頬から目外眥を経て耳中に入ります。この走行から耳の症状が現れます。したがってこれが正答です。
耳に関わる経脈としてはほかに、手の少陽三焦経(耳の後ろを回り耳中に入る)と足の少陽胆経(耳の後ろから耳中に入る)があります。
足の少陰腎経は耳に直接は入りませんが、「腎は耳に開竅する」ため、臓腑としての腎の失調で耳鳴りや難聴が生じます。ただし経脈病証としての難聴は小腸経に記されます。
足の厥陰肝経の病証は、腰痛、疝気、少腹の症状、胸満、嘔逆が中心です。
手の陽明大腸経の病証は、歯痛、頸の腫れ、目の黄染、鼻出血、咽の腫れが中心です。
選択肢の確認
1.足の少陰経
誤り。腰痛や咽の乾きが中心で、経脈病証として難聴は挙げられません。
2.手の太陽経
正しい。耳中に入る走行をもち、病証に耳聾が挙げられます。
3.足の厥陰経
誤り。腰痛や疝気、少腹の症状が中心です。
4.手の陽明経
誤り。歯痛や咽の腫れが中心です。
覚えるポイント
- 耳に関わる経脈=手の太陽小腸経、手の少陽三焦経、足の少陽胆経。
- 臓腑では腎が耳に開竅する。
- 小腸経の病証=耳聾、頬の腫れ、頷や肩上腕の痛み。
- 三焦経の病証=耳鳴り、耳聾、目外眥の痛み、頬の痛み。