30PM104|第30回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第30回午後(科目未分類)
次の文で示す患者の病証で最も適切なのはどれか。「46歳の男性。主訴は肩こり。1年以上テレワークで外出機会が減少し、ストレスを感じている。胸肋部痛と喉のつかえ感を伴う。」
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
気滞の病証を読み取る問題です。
46歳男性、ストレス、肩こり、胸肋部痛、喉のつかえ感、という所見を統合します。
解説
ストレスにより肝の疏泄が失調すると、気の流れが滞る**気滞(肝気鬱結)**となります。
胸肋部痛は、肝経と胆経が体側から胸脇部を巡ることによる張るような痛み(脹痛)で、気滞の代表的な所見です。喉のつかえ感は、気が咽喉部に滞ったもので梅核気と呼ばれ、飲食に支障はないのに何かが詰まった感じがするのが特徴です。これも気滞の典型です。肩こりも、気血のめぐりの滞りとして理解されます。
陰虚では、ほてり、盗汗、口咽の乾き、舌紅少苔、脈細数が中心となります。
湿熱では、身体の重だるさ、粘つく分泌物、黄膩苔、脈滑数などが中心となります。
血虚では、顔色や爪の色が薄い、めまい、しびれ、こむら返り、舌淡、脈細が中心となります。
選択肢の確認
1.陰虚
誤り。ほてりや盗汗、口の乾きが中心となります。
2.気滞
正しい。ストレス、胸肋部の張った痛み、梅核気は気滞の代表的な所見です。
3.湿熱
誤り。重だるさや粘つく分泌物が中心となります。
4.血虚
誤り。顔色不良、めまい、しびれが中心となります。
覚えるポイント
- 気滞(肝気鬱結)=ストレスで悪化、胸脇の脹痛、梅核気、太息、脈弦。
- 気滞の痛みは脹痛で、場所が移動することがある。
- 気滞が長引くと熱化(肝火)したり、血瘀や痰湿を生じたりする。
- 治療は疏肝理気(太衝、期門、膻中など)。