30PM106|第30回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第30回午後(科目未分類)
十二刺の偶刺に基づいた治療穴の組合せで正しいのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
十二刺の偶刺の方法を理解し、それに合う経穴の組合せを選ぶ問題です。
偶刺は前と後ろから挟むように刺す方法である点が鍵になります。
解説
偶刺は、痛みや症状のある部位について、胸腹部の前面に1本、背部の対応する部位に1本を刺し、前後から挟むようにする刺法です。心痺(胸部の症状)に用いるとされます。
したがって、前後で対応する経穴の組合せを選びます。中府は肺の募穴で前胸部にあり、肺兪は肺の背部兪穴で上背部にあります。この二つは肺という同じ臓に対応し、前後で向かい合う位置にあるため、偶刺の考え方に合致します。したがってこれが正答です。
このように募穴と背部兪穴を組み合わせて用いる方法を兪募配穴といい、臓腑の症状に対する基本的な配穴法の一つです。
太淵は肺経の原穴、列欠は肺経の絡穴で、いずれも前腕から手関節部にあり、前後から挟む位置関係にはありません。
なお、中府も肺兪も深部に肺があるため、刺鍼にあたっては気胸を避けるよう深さと角度に注意が必要です。
選択肢の確認
1.太淵-列欠
誤り。いずれも手関節付近にあり、前後から挟む配置ではありません。
2.太淵-肺兪
誤り。太淵は手関節部であり、前胸部の経穴ではありません。
3.中府-列欠
誤り。列欠は前腕にあり、背部の経穴ではありません。
4.中府-肺兪
正しい。肺の募穴と背部兪穴であり、前後から挟む偶刺の考え方に合致します。
覚えるポイント
- 偶刺=胸腹部の前と背部の後ろから挟むように刺す(2本)、心痺に用いる。
- 兪募配穴=募穴(胸腹部)と背部兪穴を組み合わせる。
- 中府=肺の募穴、肺兪=肺の背部兪穴。
- いずれも深刺で気胸のおそれがあるため、斜刺や横刺とする。