30PM107|第30回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第30回午後(科目未分類)
経脈の流注で生殖器をめぐるのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
経脈の流注で、生殖器(陰器)を巡るものを問う問題です。
下肢内側を上る経脈の走行を確認します。
解説
足の厥陰肝経は、足の第1趾外側端から起こり、足背から内果の前を通って下腿内側を上り、膝の内側から大腿内側を上って陰毛の中に入り、生殖器(陰器)を巡り、下腹部に至って胃を挟み、肝に属して胆を絡います。したがって生殖器を巡る経脈は足の厥陰肝経です。
この走行から、肝経は陰部の症状(陰部の掻痒、腫れ、痛み)や月経、生殖に関わる症状と深く結び付きます。肝経の絡穴である蠡溝が陰部の掻痒を主治とするのも、この流注によります。
足の陽明胃経は、鼻のわきから起こり顔面と胸腹部を通り、下肢前外側を下って第2趾外側端に至ります。
足の太陰脾経は、足の第1趾内側端から起こり下肢内側を上り、腹部を通って脾に属し胃を絡い、舌根に連なります。
足の少陰腎経は、足底から起こり下肢内側後方を上り、腎に属し膀胱を絡い、肝と横隔膜を貫いて肺に入り、舌根を挟みます。
選択肢の確認
1.足の陽明経
誤り。顔面から胸腹部、下肢前外側を通ります。
2.足の太陰経
誤り。下肢内側から腹部を通り、舌根に連なります。
3.足の少陰経
誤り。下肢内側後方から腎、膀胱を経て肺と舌根に至ります。
4.足の厥陰経
正しい。下肢内側を上って陰器を巡り、肝に属し胆を絡います。
覚えるポイント
- 足の厥陰肝経=第1趾外側端→下肢内側→陰器→肝に属し胆を絡う。
- 陰部の症状には肝経(蠡溝、太衝、行間など)を用いる。
- 下肢内側は前から脾経、肝経、腎経の順(内果の上8寸で脾経と肝経が交叉する)。
- 三陰交は足の三陰経(脾・肝・腎)が交わる経穴。