30PM113|第30回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第30回午後(科目未分類)
深刺の際に最も注意すべき腧穴はどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
深刺の危険部位を問う安全管理の問題です。
深部に重要な血管や中枢神経がある経穴を選びます。
解説
風池は足の少陽胆経の経穴で、後頭骨の下方、胸鎖乳突筋と僧帽筋の起始部の間の陥凹部に取ります。この部の深部には椎骨動脈が走行し、さらに内上方には延髄があります。深く刺入したり角度を誤ったりすると、椎骨動脈の損傷やくも膜下腔への到達といった重篤な事故につながる危険があるため、選択肢の中で最も注意を要する経穴です。刺入の深さと方向、患者の体位を常に確認する必要があります。
八風は奇穴で、足背の各趾間の間にあり、深部に重要臓器はありません。
秉風は手の太陽小腸経の経穴で棘上窩にあり、深部は肩甲骨です。ただし棘上窩の内側寄りで深く刺せば胸腔に近づくため、まったく無警戒でよいわけではありません。
風市は足の少陽胆経の経穴で大腿外側にあり、深部は大腿骨と筋であり、重要臓器はありません。
選択肢の確認
1.八風
誤り。足背の趾間にあり、深部に重要臓器はありません。
2.秉風
誤り。棘上窩にあり、深部は主に肩甲骨です。
3.風市
誤り。大腿外側にあり、深部に重要臓器はありません。
4.風池
正しい。深部に椎骨動脈があり、内上方には延髄があるため最も注意を要します。
覚えるポイント
- 風池=深部に椎骨動脈、内上方に延髄。深さと角度に厳重な注意。
- 風府・啞門=深部に延髄。上方への深刺は避ける。
- 胸背部=気胸(中府、欠盆、肺兪、膏肓、大包、肩井)。
- 腰部の外方=腎臓の損傷に注意。