30PM115|第30回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第30回午後(科目未分類)
長母指外転筋腱と短母指伸筋腱の間にある経穴について正しいのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
部位の記述から経穴を特定し、その要穴としての性格と主治を問う問題です。
長母指外転筋腱と短母指伸筋腱の間という目印から経穴を割り出します。
解説
長母指外転筋腱と短母指伸筋腱の間、手関節掌側横紋の上方1寸5分にあるのは列欠です。列欠は手の太陰肺経の絡穴であり、八脈交会穴(任脈に通ずる)、そして四総穴の一つでもあります。
四総穴は、「肚腹は三里に留め、腰背は委中に求め、頭項は列欠に尋ね、面目は合谷に収む」と表現されます。したがって列欠は頭項の病に用いられます。これが正答です。
主に急性症状に用いるのは郄穴の特徴です。列欠は絡穴であり、表裏する経の失調や慢性の症状にも用いられます。
督脈との交会穴という点も誤りで、列欠が通じるのは任脈です。督脈に通じるのは後渓です。
脈気が溜るところという表現は五兪穴の説明に用いられ、井穴は出るところ、滎穴は流れるところ、兪穴は注ぐところ、経穴は行くところ、合穴は入るところとされます。列欠はこの分類には当たりません。
選択肢の確認
1.主に急性症状の治療で用いる。
誤り。急性症状に用いるのは郄穴です。
2.督脈との交会穴である。
誤り。列欠が通じるのは任脈です。
3.脈気が溜るところにあたる。
誤り。五兪穴の説明に用いられる表現です。
4.頭項の病に用いる。
正しい。四総穴として「頭項は列欠に尋ねる」とされます。
覚えるポイント
- 列欠=肺経の絡穴、八脈交会穴(任脈)、四総穴。目印は長母指外転筋腱と短母指伸筋腱の間。
- 四総穴=肚腹は足三里、腰背は委中、頭項は列欠、面目は合谷。
- 八脈交会穴=列欠(任脈)と照海(陰蹻脈)が一組。
- 郄穴は急性症状、絡穴は表裏する経の失調に用いる。