30PM137第30回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第30回午後(科目未分類)

次の文で示す症例の治療対象となる筋で最も適切なのはどれか。「40歳の女性。運動不足解消のためテニスを始めたところ、バックハンドストロークの際に肘の痛みを自覚するようになった。」

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正解: 1

正答

1

この問題のポイント

**上腕骨外側上顆炎(テニス肘)**の罹患筋を問う問題です。

40歳女性、テニス開始後のバックハンドストロークでの肘の痛み、という記述に注目します。

解説

バックハンドストロークでボールを打つ際には、手関節を背屈位に保つために前腕の伸筋群が強く働きます。この繰り返しにより、伸筋群の共通の起始部である上腕骨外側上顆に微小な損傷と炎症が生じるのが**上腕骨外側上顆炎(バックハンドテニス肘)**です。

罹患筋として最も中心的なのは短橈側手根伸筋であり、その起始部の腱が主な病変部位とされます。したがってこれが正答です。局所治療では曲池や手三里などが用いられます。

尺側手根屈筋は前腕の屈筋群で、上腕骨内側上顆から起こります。内側上顆炎(フォアハンドテニス肘、ゴルフ肘)に関わります。

腕橈骨筋は肘の屈曲に働く筋で、上腕骨外側縁の下部から起こります。外側上顆炎の中心となる筋ではありません。

円回内筋は前腕の回内を担い、上腕骨内側上顆などから起こります。内側上顆炎や円回内筋症候群に関わります。

選択肢の確認

1.短橈側手根伸筋
正しい。外側上顆から起こり、バックハンド動作で負荷がかかる中心的な筋です。

2.尺側手根屈筋
誤り。内側上顆から起こる屈筋群です。

3.腕橈骨筋
誤り。肘の屈曲に働き、外側上顆炎の中心ではありません。

4.円回内筋
誤り。内側上顆などから起こり、回内に働きます。

覚えるポイント

  • 外側上顆炎(バックハンドテニス肘)=短橈側手根伸筋など伸筋群、曲池が局所穴。
  • 内側上顆炎(フォアハンドテニス肘、ゴルフ肘)=屈筋・回内筋群、少海が局所穴。
  • 検査=トムゼンテスト、チェアテスト、中指伸展テスト(いずれも外側上顆炎)。
  • 対策=使用量の調整、ストレッチ、前腕バンド。
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