30PM158|第30回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第30回午後(科目未分類)
次の文で示す症例について、問いに答えよ。「62歳の女性。主訴は腰痛。立位で腰椎の前弯が強く、骨盤が前傾している。膝関節のアライメントの異常はみられなかった。」伸長し弱化している筋への局所治療穴として最も適切なのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
大殿筋への局所治療穴を選ぶ問題です。
各経穴が殿部のどの筋の上にあるかを確認します。
解説
伸長して弱化している筋は大殿筋です。大殿筋は仙骨と腸骨の後面から起こり、殿部の最も表層を広く覆います。
胞肓は足の太陽膀胱経の経穴で、殿部、第2後仙骨孔と同じ高さ、正中仙骨稜の外方3寸に取ります。この部位は大殿筋の上にあたるため、局所治療穴として最も適切です。したがってこれが正答です。
居髎は足の少陽胆経の経穴で、上前腸骨棘と大転子の頂点の中点に取ります。この部位には中殿筋と小殿筋があり、大殿筋の局所穴としては適切さで劣ります。
衝門は足の太陰脾経の経穴で、鼠径部、大腿動脈拍動部の外方に取ります。この部位は腸腰筋に関係し、骨盤前傾では短縮している側の筋です。
髀関は足の陽明胃経の経穴で、大腿前面にあり、大腿直筋の近位にあたります。こちらも短縮している側の筋です。
選択肢の確認
1.居髎
誤り。上前腸骨棘と大転子の中点にあり、中殿筋や小殿筋の部位です。
2.衝門
誤り。鼠径部にあり、腸腰筋に関係します。
3.髀関
誤り。大腿前面にあり、大腿直筋に関係します。
4.胞肓
正しい。第2後仙骨孔の高さ、正中仙骨稜の外方3寸にあり、大殿筋の上にあたります。
覚えるポイント
- 胞肓=第2後仙骨孔の高さ、正中仙骨稜の外方3寸(膀胱経)。大殿筋の部位。
- 大殿筋への他の経穴=秩辺(第4後仙骨孔の高さ、外方3寸)。
- 居髎=中殿筋・小殿筋、環跳=大殿筋深層から梨状筋付近。
- 大殿筋は下殿神経、中殿筋・小殿筋は上殿神経の支配。