30PM163|第30回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第30回午後(科目未分類)
古代九鍼のうち三稜鍼のもとになったのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 1
正答
1
この問題のポイント
古代九鍼の種類と、現代の鍼具との対応を問う問題です。
三稜鍼が何をするための鍼かを考えます。
解説
三稜鍼は、断面が三角形で刃のついた鍼で、浅く刺して少量の血を出す刺絡に用いられます。
古代九鍼のうち、これに相当するのが**鋒鍼(ほうしん)**です。鋒鍼は先端が三稜(三角錐)状で、**瀉血(刺絡)**に用いるとされ、現代の三稜鍼のもとになりました。したがってこれが正答です。
**鈹鍼(ひしん)**は剣のような両刃をもつ鍼で、排膿(膿を出す)に用いるとされます。現代のメスに相当する用途です。
**大鍼(だいしん)**は太く大きな鍼で、関節にたまった水を除くなどに用いるとされます。
**鑱鍼(ざんしん)**は先端が大きく鋭くない鍼で、皮膚を浅く刺激するのに用いるとされ、現代の小児鍼(接触鍼)につながるものと考えられています。
古代九鍼はこのほか、員鍼、鍉鍼、員利鍼、毫鍼、長鍼があり、毫鍼が現在最も広く用いられる鍼のもとです。
選択肢の確認
1.鋒鍼
正しい。三稜状で瀉血に用いられ、三稜鍼のもとになりました。
2.鈹鍼
誤り。両刃をもち、排膿に用いる鍼です。
3.大鍼
誤り。太く大きな鍼で、関節の水を除くなどに用います。
4.鑱鍼
誤り。皮膚を浅く刺激する鍼で、小児鍼につながります。
覚えるポイント
- 古代九鍼=鑱鍼、員鍼、鍉鍼、鋒鍼、鈹鍼、員利鍼、毫鍼、長鍼、大鍼。
- 鋒鍼→三稜鍼(刺絡)、鑱鍼→小児鍼、毫鍼は現在の主流。
- 鍉鍼は刺入せず押し当てる鍼で、接触鍼につながる。
- 刺絡を行う場合は出血と感染に十分な配慮が必要となる。