30PM166|第30回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第30回午後(科目未分類)
低周波鍼通電療法の安全対策で正しいのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
低周波鍼通電療法の安全対策を問う問題です。
電流の種類、鍼の材質、電極の配置、出力の上げ方の四点を確認します。
解説
低周波鍼通電に用いる鍼は、ステンレス製が適します。ステンレスは腐食に強く、通電による電気分解や金属の溶出が起こりにくいためです。金や銀の鍼は柔らかく、通電により変質しやすいため通電には適しません。したがってこの記述が正しくなります。
電流は、**直流ではなく交流(双方向のパルス)**を用います。直流を流し続けると、電気分解によって組織の損傷や鍼の腐食が起こるためです。
電極の配置については、心臓を挟む形での通電は行いません。心臓に電流が流れると不整脈を誘発する危険があるためです。特に、左右の上肢や、胸部の前後を挟むような配置は避けます。また、心臓ペースメーカーなどの植込み型機器を装着している人への通電は行いません。
出力レベルは、必ずゼロから始め、患者の反応を確認しながら徐々に上げます。最大値から始めることは強い不快感や体動、折鍼の原因となり危険です。
選択肢の確認
1.電流は直流パルスを用いる。
誤り。電気分解による組織損傷を避けるため、交流(双方向)パルスを用います。
2.鍼の材質はステンレスを用いる。
正しい。腐食や変質が起こりにくく、通電に適します。
3.心臓を挟む形で電極を配置する。
誤り。不整脈を誘発する危険があり、避けるべき配置です。
4.通電装置の出力レベルは最大値から始める。
誤り。ゼロから徐々に上げます。
覚えるポイント
- 鍼通電にはステンレス鍼、交流(双方向)パルスを用いる。
- 心臓を挟む通電は禁止、ペースメーカー装着者には行わない。
- 出力はゼロから徐々に上げ、患者の反応を確認する。
- マイクロ波や短波の治療器と近接して使用しない。