30PM167|第30回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第30回午後(科目未分類)
鍼施術に関する衛生管理で正しいのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
鍼施術の衛生管理について、正しいものを選ぶ問題です。
手指衛生、器具の扱い、皮膚消毒のそれぞれを確認します。
解説
施術野(刺鍼部位)の消毒には、消毒用エタノールや70パーセントのイソプロピルアルコールが用いられます。速効性があり皮膚への刺激も比較的少ないため、刺鍼前の皮膚消毒として標準的です。したがってこの記述が正しくなります。消毒は中心から外側へ一方向に拭きます。
小児鍼は皮膚に接触または擦過して用いるため、洗浄だけでは不十分です。使用後は適切に洗浄したうえで消毒または滅菌を行い、可能であれば単回使用のものを用います。
ベースン法は、洗面器などに張った消毒液に手を浸す方法ですが、液が汚染されて菌の温床となる危険があるため、現在は推奨されません。手指衛生は流水と石けんによる洗浄または擦式アルコール製剤によるラビング法が基本です。
滅菌済の単回使用毫鍼は、開封した時点で無菌の状態にあります。これをスワブ(綿花)で清拭すると、かえって汚染を招く恐れがあるため行いません。開封後はそのまま使用します。
選択肢の確認
1.小児鍼は洗浄して使用する。
誤り。洗浄だけでは不十分で、消毒または滅菌が必要です。
2.手指の消毒にはベースン法を用いる。
誤り。液の汚染の危険があり、推奨されません。
3.滅菌済単回使用毫鍼を開封後にスワブ法で清拭する。
誤り。無菌の状態にあるため清拭は不要で、かえって汚染の原因になります。
4.施術野の消毒には70%イソプロピルアルコールを用いる。
正しい。刺鍼前の皮膚消毒として標準的な方法です。
覚えるポイント
- 施術野の消毒=消毒用エタノール、70パーセントイソプロピルアルコール。
- 手指衛生=流水と石けん、または擦式アルコール製剤(ラビング法)。
- 単回使用鍼は開封後そのまま使用し、再使用しない。
- 使用済み鍼と血液付着物は感染性廃棄物として処理する。