30PM169|第30回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第30回午後(科目未分類)
延髄に投射する痛覚の伝導路はどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
痛覚の上行路の投射先を問う問題です。
視床へ直接向かう経路と、脳幹に投射する経路を区別します。
解説
脊髄網様体路は、脊髄後角から起こり、延髄をはじめとする脳幹の網様体に投射する経路です。網様体は覚醒、自律神経機能、情動と深く関わる部位であり、そこからさらに視床の内側核群や大脳辺縁系、視床下部へ情報が伝えられます。
そのため脊髄網様体路は、痛みに伴う不快な情動、自律神経反応(血圧上昇、発汗、心拍数増加)、そして下行性疼痛抑制系による痛みの制御に関与すると考えられています。したがってこれが正答です。
後索路は、識別性触覚と深部感覚を伝える経路で、延髄の薄束核と楔状束核で乗り換えます。痛覚の伝導路ではありません。
**腹側脊髄視床路(前脊髄視床路)**は、主に粗大な触圧覚を伝える経路とされます。
外側脊髄視床路(新脊髄視床路)は、痛覚を伝える主要な経路ですが、脊髄から視床へ直接投射し、痛みの部位、強さ、性質の識別に関わります。延髄に投射する経路ではありません。
選択肢の確認
1.後索路
誤り。識別性触覚と深部感覚を伝える経路です。
2.脊髄網様体路
正しい。脳幹の網様体に投射し、情動や自律神経反応、痛みの制御に関与します。
3.腹側脊髄視床路
誤り。主に粗大な触圧覚を伝えます。
4.外側脊髄視床路
誤り。視床へ直接投射し、痛みの識別に関わります。
覚えるポイント
- 外側脊髄視床路(新脊髄視床路)=視床へ、痛みの識別。
- 脊髄網様体路=脳幹網様体へ、情動、自律神経反応、痛みの制御。
- 後索路=識別性触覚と深部感覚、延髄の薄束核・楔状束核へ。
- 下行性疼痛抑制系=中脳水道周囲灰白質→大縫線核→脊髄後角。