30PM170|第30回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第30回午後(科目未分類)
脊髄分節性鎮痛はどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
鎮痛機序の階層を区別する問題です。
脊髄の分節レベルで働くものはどれかを判断します。
解説
ゲートコントロール説は、脊髄後角において、太い有髄線維(Aβ線維)からの入力が介在ニューロンを介して、細い線維(Aδ線維とC線維)からの痛みの伝達を抑制するという考え方です。抑制が働くのは同じ脊髄分節の範囲であるため、脊髄分節性の鎮痛にあたります。したがってこれが正答です。痛む部位をさすると痛みが和らぐ現象は、この説で説明されます。刺鍼による触圧刺激も、この機序に関与すると考えられています。
下行性疼痛抑制系は、中脳水道周囲灰白質から延髄の大縫線核を経て脊髄後角へ抑制がかかる経路で、上位中枢が関与する機序です。
広汎性侵害抑制調節(DNIC)は、身体のある部位への侵害刺激が、離れた部位の痛みを抑制する現象で、脳幹を介した全身性の機序です。
末梢性オピオイド鎮痛は、炎症部位に集まった免疫細胞が放出するオピオイドが末梢の受容体に作用する機序で、末梢レベルの鎮痛です。
選択肢の確認
1.ゲートコントロール説
正しい。脊髄後角における分節性の鎮痛機序です。
2.下行性疼痛抑制系
誤り。上位中枢から脊髄へ抑制がかかる機序です。
3.広汎性侵害抑制調節
誤り。離れた部位への侵害刺激による全身性の機序です。
4.末梢性オピオイド鎮痛
誤り。末梢の炎症部位で働く機序です。
覚えるポイント
- 脊髄分節性=ゲートコントロール説(Aβ線維の入力が痛みを抑制)。
- 上位中枢性=下行性疼痛抑制系(中脳水道周囲灰白質から)。
- 全身性=広汎性侵害抑制調節(離れた部位への侵害刺激)。
- 末梢性=アデノシンA1受容体、末梢性オピオイド。