30PM172|第30回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第30回午後(科目未分類)
無痕灸で主に輻射熱を用いるのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
灸法における熱の伝わり方を区別する問題です。
輻射熱によるものと、伝導熱によるものを分けて考えます。
解説
**艾条灸(棒灸)は、棒状に固めた艾に点火し、皮膚から離した位置で保持して温熱を与える無痕灸です。皮膚に接触していないため、熱は主に輻射熱(放射熱)**として伝わります。したがってこれが正答です。距離を変えることで刺激量を調節でき、広い範囲を温めるのに適します。
塩灸と味噌灸は、皮膚の上に塩や味噌を置き、その上に艾炷を載せて燃やす隔物灸です。熱は間に置いた物を通して伝導によって伝わります。
漆灸も、皮膚に置いたものを介する形式であり、輻射熱を主とするものではありません。
無痕灸には、艾条灸(棒灸)のほか、知熱灸、隔物灸(生姜灸、塩灸、味噌灸、にんにく灸)、温筒灸、灸頭鍼などがあります。灸頭鍼は、鍼の柄に艾を装着して燃やす方法で、輻射熱と鍼の伝導熱が組み合わさります。
選択肢の確認
1.漆灸
誤り。輻射熱を主とする灸法ではありません。
2.塩灸
誤り。塩を介した伝導熱による隔物灸です。
3.艾条灸
正しい。皮膚から離して行い、主に輻射熱で温めます。
4.味噌灸
誤り。味噌を介した伝導熱による隔物灸です。
覚えるポイント
- 艾条灸(棒灸)=皮膚から離して行う、主に輻射熱、距離で刺激量を調節。
- 隔物灸=塩灸、味噌灸、生姜灸、にんにく灸。伝導熱による。
- 有痕灸=透熱灸、焦灼灸、打膿灸。無痕灸=知熱灸、隔物灸、温筒灸、艾条灸、灸頭鍼。
- 棒灸は熱傷の危険が少なく、皮膚が弱い人にも用いやすい。