30PM174|第30回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第30回午後(科目未分類)
灸痕の化膿を防止する方法で誤っているのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
灸痕の化膿を防ぐ方法として、誤っているものを選ぶ問題です。
皮膚のバリアを守るという観点で判断します。
解説
水疱を掻破する(破る)ことは、皮膚のバリアを破って感染の入口をつくることになり、化膿を招きます。したがってこの記述が誤りであり、正答です。水疱ができた場合は破らずに保護し、清潔を保つことが原則です。大きな水疱や感染が疑われる場合は医療機関の受診を勧めます。
艾炷を小さくすることは、熱傷の深さと範囲を小さくすることにつながり、化膿の防止に有効です。糸状灸のように極小の艾炷を用いる方法もあります。
同一点に施灸することは、施灸部位を限局させて熱傷の範囲を広げないという意味で、化膿防止の工夫として挙げられます。位置がずれると新たな熱傷部位が増えることになります。
痂皮(かさぶた)を保護することは、自然のバリアを保って細菌の侵入を防ぐことになり、化膿の防止に有効です。無理にはがさないよう指導します。
選択肢の確認
1.艾炷を小さくする。
誤り(有効である)。熱傷の程度を小さくし、化膿の防止につながります。
2.同一点に施灸する。
誤り(有効である)。施灸部位を限局させ、熱傷範囲の拡大を防ぎます。
3.水疱を掻破する。
正しい。皮膚のバリアを破り感染の入口をつくるため、行ってはいけません。これが正答です。
4.痂皮を保護する。
誤り(有効である)。自然のバリアを保ち、感染を防ぎます。
覚えるポイント
- 水疱は破らず保護し、清潔を保つ。痂皮も無理にはがさない。
- 化膿防止=艾炷を小さくする、施灸部位を限局する、清潔操作、施灸前後の消毒。
- 糖尿病、末梢循環障害、免疫抑制状態では化膿しやすく、有痕灸を避ける。
- 発赤の拡大、疼痛の増強、膿の出現は感染を疑い医療機関へつなぐ。