30PM176|第30回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第30回午後(科目未分類)
施灸時の熱刺激を伝える一次求心性神経線維はどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
熱刺激を伝える神経線維を問う問題です。
線維の分類と、それぞれが伝える感覚を対応させます。
解説
施灸による熱(熱痛)の情報は、主に無髄で伝導速度の遅いC線維によって伝えられます。求心性線維の番号分類では、C線維はIV群線維にあたります。したがってこれが正答です。灸の熱さが「じんわりと遅れて」感じられるのは、この伝導速度の遅さによります。
なお、鋭い痛みや温度覚の一部は、細い有髄のAδ線維(III群線維)が伝えます。
Ia群線維は筋紡錘からの求心性線維で、筋の長さと伸張の速度の情報を伝え、伸張反射に関わります。
Ib群線維は腱紡錘(ゴルジ腱器官)からの求心性線維で、筋の張力の情報を伝えます。
II群線維は筋紡錘からの一部の求心性線維や、皮膚の触圧覚を伝える線維(Aβ線維に相当)にあたります。ゲートコントロール説で痛みを抑制する側に働くのがこの太い線維です。
選択肢の確認
1.Ⅰa群線維
誤り。筋紡錘からの求心性線維で、伸張反射に関わります。
2.Ⅰb群線維
誤り。腱紡錘からの求心性線維で、筋の張力を伝えます。
3.Ⅱ群線維
誤り。触圧覚などを伝える太い線維です。
4.Ⅳ群線維
正しい。無髄のC線維にあたり、熱痛を伝えます。
覚えるポイント
- IV群線維(C線維)=無髄、遅い、鈍い痛みと熱痛、ポリモーダル受容器。
- III群線維(Aδ線維)=細い有髄、鋭い痛みと温度覚。
- I群(Ia、Ib)=筋紡錘と腱紡錘、II群=触圧覚。
- 太い線維の入力はゲートコントロール説により痛みを抑制する。