30PM177|第30回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第30回午後(科目未分類)
熱刺激の伝導で一次求心性神経線維のシナプスがあるのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
一次求心性ニューロンが乗り換える場所を問う問題です。
温痛覚と、触圧覚・深部感覚で乗り換えの場所が異なる点が要点です。
解説
熱刺激(温痛覚)を伝える一次求心性線維は、細胞体を脊髄神経節に置き、その中枢突起が後根から脊髄に入って、脊髄後角で二次ニューロンにシナプスを形成します。したがってこれが正答です。二次ニューロンは脊髄内で交叉して反対側の前側索を上行し、外側脊髄視床路として視床へ向かいます。
**胸髄核(クラーク核)**は、胸髄から上位腰髄にある核で、無意識的な深部感覚を小脳へ伝える後脊髄小脳路の起始核です。温痛覚の経路ではありません。
薄束核と楔状束核(あわせて後索核)は延髄にあり、識別性触覚と意識的な深部感覚を伝える一次ニューロンが乗り換える場所です。薄束核は下半身、楔状束核は上半身からの線維を受けます。これらの経路では、一次ニューロンが脊髄を乗り換えずに延髄まで上行する点が、温痛覚との大きな違いです。
選択肢の確認
1.胸髄核
誤り。無意識的深部感覚を小脳へ伝える経路の起始核です。
2.薄束核
誤り。下半身からの識別性触覚と深部感覚が乗り換える延髄の核です。
3.楔状束核
誤り。上半身からの識別性触覚と深部感覚が乗り換える延髄の核です。
4.脊髄後角
正しい。温痛覚の一次求心性線維がシナプスを形成する部位です。
覚えるポイント
- 温痛覚=脊髄後角で乗り換え、脊髄内で交叉して前側索を上行。
- 識別性触覚・深部感覚=後索を同側性に上行し、延髄の薄束核・楔状束核で乗り換えて交叉。
- 交叉の高さの違いがブラウン・セカール症候群の所見を説明する。
- 胸髄核は小脳へ向かう無意識的深部感覚の起始核。