30PM180|第30回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第30回午後(科目未分類)
熱刺激時のアドレナリン増加を説明する根拠として適切なのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
熱刺激による内分泌反応の機序を問う問題です。
アドレナリンがどこから分泌されるかを考えます。
解説
アドレナリンは副腎髄質から分泌されるホルモンです。副腎髄質は交感神経の節後ニューロンが変化したもので、交感神経の節前線維によって直接支配されています。
したがって、施灸などの侵害刺激により交感神経が興奮すると、節前線維を介して副腎髄質が刺激され、アドレナリンとノルアドレナリンが血中に分泌されます。これが交感神経-副腎髄質系です。心拍数の増加、血圧上昇、血糖上昇、気管支拡張といった、いわゆる闘争・逃走反応をもたらします。したがってこれが正答です。
圧自律神経反射は、皮膚への持続的な圧迫により、圧迫側と反対側で発汗や血管運動などの自律神経反応が変化する現象です。
**広汎性侵害抑制調節(DNIC)**は、離れた部位への侵害刺激による鎮痛の機序であり、内分泌反応の説明ではありません。
視床下部-下垂体-副腎皮質系は、ストレスにより副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン、副腎皮質刺激ホルモンを経て、副腎皮質からコルチゾールが分泌される経路です。分泌されるのはアドレナリンではありません。
選択肢の確認
1.圧自律神経反射
誤り。皮膚への持続的圧迫による自律神経反応の変化を指します。
2.広汎性侵害抑制調節
誤り。離れた部位への侵害刺激による鎮痛の機序です。
3.交感神経-副腎髄質系
正しい。交感神経の刺激により副腎髄質からアドレナリンが分泌されます。
4.視床下部-下垂体-副腎皮質系
誤り。副腎皮質からコルチゾールが分泌される経路です。
覚えるポイント
- 副腎髄質=アドレナリンとノルアドレナリン。交感神経節前線維が直接支配。
- 副腎皮質=コルチゾール、アルドステロン、副腎性アンドロゲン。
- ストレス反応=交感神経-副腎髄質系(即時)と視床下部-下垂体-副腎皮質系(遅れて持続)。
- 侵害刺激は体性-自律神経反射を介して内分泌にも影響する。