30PM94|第30回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第30回午後(科目未分類)
全身の陽気を主る臓腑と表裏関係にある臓腑の生理作用はどれか。
解答・解説を見る
正解: 1
正答
1
この問題のポイント
二段階の問題です。まず「全身の陽気を主る」臓腑を特定し、次にそれと表裏をなす臓腑の生理作用を選びます。
解説
心は「五臓六腑の大主」とされ、血脈と神志を主るとともに、全身の陽気を主る臓と位置づけられます。心は五行では火に属し、陽中の陽(太陽)にあたります。
心と表裏をなすのは小腸です。心と小腸はいずれも火に属し、経脈でも手の少陰心経と手の太陽小腸経が表裏関係にあります。
小腸の生理作用は、受盛化物と泌別清濁です。受盛とは、胃から送られてきた消化物を受け入れ、さらに消化を進めることをいいます。泌別清濁は、栄養分(清)と不要物(濁)を分け、清は脾へ、濁のうち水分は膀胱へ、固形分は大腸へ送ることをいいます。したがって受盛が正答です。
治節は肺の作用、降濁は胃の作用、納気は腎の作用です。
選択肢の確認
1.受盛
正しい。小腸の作用であり、心と表裏をなす腑にあたります。
2.治節
誤り。肺の作用です。
3.降濁
誤り。胃の作用です。胃は受納と腐熟を主り、降濁を順とします。
4.納気
誤り。腎の作用です。
覚えるポイント
- 心=血脈と神志を主り、全身の陽気を主る。五臓六腑の大主。
- 小腸=受盛化物、泌別清濁。心と表裏。
- 表裏関係=心と小腸、肺と大腸、脾と胃、肝と胆、腎と膀胱、心包と三焦。
- 胃=受納と腐熟、降濁。脾=運化と昇清、統血。