30PM96|第30回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第30回午後(科目未分類)
気機を上昇させる特性をもつ五志に損傷されやすい臓の症状はどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
七情(五志)と気機の変化を結び付け、損傷される臓の症状を選ぶ問題です。
「気を上らせる」情志がどれかを思い出します。
解説
情志と気機の変化は次のように整理されます。怒れば気上り、喜べば気緩み、思えば気結び、悲しめば気消え、恐れれば気下り、驚けば気乱れ、憂えれば気鬱す。
したがって、気機を上昇させる特性をもつ五志は「怒」です。そして怒は肝を傷るとされます。
肝の失調による症状としては、目のかすみ(肝は目に開竅する)、こむら返りや筋のひきつり(肝は筋を主る)、月経の異常(肝は血を蔵する)、胸脇部の張り、いらだち、めまい、頭痛などがあります。したがって目のかすみが正答です。
**不整脈(動悸)**は心の症状です(喜は心を傷る)。
皮膚の乾燥は肺の症状です(憂・悲は肺を傷る)。肺は皮毛を主ります。
歯のぐらつきは腎の症状です(恐・驚は腎を傷る)。腎は骨を主り、歯は骨の余りとされます。
選択肢の確認
1.目のかすみ
正しい。肝は目に開竅するため、肝の失調でみられます。
2.不整脈
誤り。心の症状です。
3.皮膚の乾燥
誤り。肺の症状です。
4.歯のぐらつき
誤り。腎の症状です。
覚えるポイント
- 気機の変化=怒れば気上り、喜べば気緩み、思えば気結び、悲しめば気消え、恐れれば気下る。
- 七情と臓=怒は肝、喜は心、思は脾、憂・悲は肺、恐・驚は腎。
- 五臓の開竅=肝は目、心は舌、脾は口、肺は鼻、腎は耳と二陰。
- 歯は骨の余りであり、腎と関係する。