30PM98第30回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第30回午後(科目未分類)

次の文で示す患者の病因で最も適切なのはどれか。「28歳の女性。年末年始に接客が多忙だった。その後、徐々に気力がなくなり、疲れやすく、接客がつらい。」

解答・解説を見る

正解: 3

正答

3

この問題のポイント

内傷の病因を、経過と症状から判断する問題です。

28歳女性、多忙な接客業務、その後の気力低下と易疲労、という手がかりに注目します。

解説

労倦は、過度の労働や心身の使いすぎによって気を消耗させる病因です。長期間の多忙な業務によって気が消耗し、その結果として**気力がなくなる(神疲)、疲れやすい(倦怠感)**といった気虚の症状が現れています。この症例の経過と最もよく一致します。

は、考えすぎることによって気を結ばせ、を傷る病因です。食欲不振や腹満、思い悩みが前面に出る場合に考えます。この症例では、思い悩みよりも多忙による消耗が中心です。

寒邪は外から侵入する六淫の一つで、悪寒、疼痛、冷えといった症状を生じます。急性の外感の経過が想定され、この症例には当てはまりません。

飲食不節は、暴飲暴食や偏った食事、不規則な食事によって脾胃を損なう病因です。食生活の乱れに関する記載がないため該当しません。

選択肢の確認

1.思
誤り。考えすぎにより気を結ばせ脾を傷る病因です。

2.寒邪
誤り。外から侵入する六淫であり、この経過とは異なります。

3.労倦
正しい。過労により気を消耗させ、気力低下と易疲労を生じます。

4.飲食不節
誤り。食生活の乱れによる病因で、記載がありません。

覚えるポイント

  • 労倦=過労により気を消耗する内傷の病因。脾を傷りやすい。
  • 気虚=倦怠感、少気、懶言、食欲不振、自汗、脈弱。
  • 病因の分類=外因(六淫)、内因(七情)、不内外因(飲食不節、労倦、外傷など)
  • 過労が続けば気虚から陽虚へ進むこともある。
30PM9730PM99
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)