31AM17|第31回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第31回午前(科目未分類)
骨盤隔膜の主体をなすのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 2
正答
2
この問題のポイント
骨盤底の構造を問う問題です。
骨盤隔膜と尿生殖隔膜を区別します。
解説
骨盤隔膜は、骨盤の出口をハンモックのようにふさぐ筋の層で、肛門挙筋と尾骨筋からなります。このうち主体をなすのが肛門挙筋であり、恥骨直腸筋、恥骨尾骨筋、腸骨尾骨筋に分けられます。骨盤内臓を支え、排便と排尿の制御に関わります。したがってこれが正答です。骨盤底筋の緩みは、腹圧性尿失禁や骨盤臓器脱の原因になります。
内閉鎖筋は骨盤の側壁の内面にある筋で、小坐骨孔を通って大腿骨に停止し、股関節の外旋に働きます。骨盤隔膜の構成筋ではありません。
深会陰横筋は、骨盤隔膜より下方にある尿生殖隔膜を構成する筋です。尿道と(女性では)膣が貫きます。
外肛門括約筋は、肛門を取り囲む横紋筋で、陰部神経の支配を受けて随意的に肛門を閉じます。骨盤隔膜の一部として働きますが、その主体をなすのは肛門挙筋です。
選択肢の確認
1.内閉鎖筋
誤り。骨盤側壁にあり、股関節の外旋に働きます。
2.肛門挙筋
正しい。尾骨筋とともに骨盤隔膜を構成し、その主体をなします。
3.深会陰横筋
誤り。尿生殖隔膜を構成する筋です。
4.外肛門括約筋
誤り。肛門を随意的に閉じる横紋筋で、骨盤隔膜の主体ではありません。
覚えるポイント
- 骨盤隔膜=肛門挙筋+尾骨筋。骨盤内臓を支える。
- 尿生殖隔膜=深会陰横筋、尿道括約筋など。
- 骨盤底筋の緩み=腹圧性尿失禁、骨盤臓器脱。
- 外肛門括約筋(横紋筋)は陰部神経、内肛門括約筋(平滑筋)は自律神経の支配。