31AM23|第31回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第31回午前(科目未分類)
眼球について正しいのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 3
正答
3
この問題のポイント
眼球の構造と機能を問う問題です。
視細胞の役割、眼房水の流れ、瞳孔の神経支配を確認します。
解説
眼房水は毛様体でつくられ、後眼房から瞳孔を通って前眼房へ流れ、虹彩と角膜の間の隅角にある**シュレム管(強膜静脈洞)**から吸収されて静脈へ戻ります。この流出が妨げられると眼圧が上がり、緑内障の原因となります。したがってこの記述が正しくなります。
視神経乳頭は、視神経線維が集まって眼球を出る部位で、視細胞が存在しないため光を感じません。**盲点(マリオット盲点)**と呼ばれます。感度が高いのは黄斑の中心窩です。
視細胞には錐体細胞と桿体細胞があります。錐体細胞は明るいところで働き、色の識別を担い、中心窩に密集しています。明暗の識別、すなわち暗いところでの感度を担うのは桿体細胞です。記述が逆になっています。
瞳孔散大筋は交感神経の支配を受けます。副交感神経(動眼神経)が支配するのは瞳孔括約筋であり、縮瞳を起こします。
選択肢の確認
1.視神経乳頭では視覚の感度が高い。
誤り。視細胞がなく、盲点にあたります。
2.錐体細胞は主に明暗の識別に働く。
誤り。錐体細胞は色の識別、桿体細胞が明暗を担います。
3.眼房水はシュレム管に吸収される。
正しい。毛様体で産生され、隅角のシュレム管から流出します。
4.副交感神経は瞳孔散大筋を支配する。
誤り。副交感神経は瞳孔括約筋を支配します。
覚えるポイント
- 眼房水=毛様体で産生→後眼房→瞳孔→前眼房→シュレム管。流出障害で眼圧上昇。
- 錐体細胞=色覚と明所視、中心窩に密集。桿体細胞=暗所視、周辺に多い。
- 視神経乳頭=盲点、視細胞がない。
- 縮瞳=動眼神経(副交感)、散瞳=交感神経。