31AM35|第31回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第31回午前(科目未分類)
血栓症を生じやすい疾患はどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
血栓ができやすい病態を問う問題です。
出血傾向をきたす疾患と、血栓傾向をきたす疾患を区別します。
解説
糖尿病では、長期の高血糖により血管内皮が障害され、血小板の凝集能が高まり、血液の凝固能も亢進します。さらに動脈硬化が進むため、心筋梗塞、脳梗塞、閉塞性動脈硬化症といった血栓性の疾患が起こりやすくなります。したがってこれが正答です。
肝硬変では、肝臓での凝固因子の産生が低下し、また門脈圧亢進と脾機能亢進により血小板が減少するため、むしろ出血傾向をきたします。
再生不良性貧血では、造血幹細胞の減少により血小板が減少するため、こちらも出血傾向をきたします。
ビタミンC欠乏症(壊血病)では、コラーゲンの合成が障害されて血管壁がもろくなり、歯肉出血や皮下出血といった出血傾向をきたします。
このように、選択肢2以外はいずれも出血傾向をきたす病態です。
選択肢の確認
1.肝硬変
誤り。凝固因子の産生低下と血小板減少により出血傾向をきたします。
2.糖尿病
正しい。血管内皮障害と凝固能亢進により血栓を生じやすくなります。
3.再生不良性貧血
誤り。血小板減少により出血傾向をきたします。
4.ビタミンC欠乏症
誤り。血管壁がもろくなり出血傾向をきたします。
覚えるポイント
- 血栓形成の三要素=血流の停滞、血管内皮の傷害、血液凝固能の亢進。
- 糖尿病=内皮障害と凝固亢進、動脈硬化により血栓性疾患が増える。
- 出血傾向をきたす=肝硬変、再生不良性貧血、血友病、血小板減少症、ビタミンC・K欠乏。
- 長時間の同一姿勢や脱水は深部静脈血栓症の危険因子。