31AM36|第31回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第31回午前(科目未分類)
肉芽腫性炎はどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
**肉芽腫性炎(特異性炎症)**にあたる疾患を選ぶ問題です。
類上皮細胞と多核巨細胞からなる結節を形成する炎症を選びます。
解説
肉芽腫性炎(特異性炎症)は、マクロファージが変化した類上皮細胞と、それが融合した多核巨細胞が集まって結節(肉芽腫)を形成する慢性炎症です。代表的な疾患として、結核(乾酪壊死を伴う)、サルコイドーシス(乾酪壊死を伴わない)、梅毒、ハンセン病、クローン病などが挙げられます。したがってサルコイドーシスが正答です。サルコイドーシスは全身の臓器に肉芽腫を生じ、両側肺門リンパ節腫脹、ぶどう膜炎、皮膚病変などがみられます。
アレルギー性鼻炎は、IgEと肥満細胞が関与するI型アレルギーで、くしゃみ、水様性鼻汁、鼻閉が主症状です。肉芽腫は形成されません。
壊疽は、組織の壊死に腐敗菌の感染が加わって悪臭を伴う崩壊をきたす状態で、壊疽性炎に分類されます。
肝膿瘍は、細菌や原虫の感染により肝内に膿がたまる病態で、好中球が主体の化膿性炎です。
選択肢の確認
1.アレルギー性鼻炎
誤り。I型アレルギーによる炎症です。
2.壊 疽
誤り。壊死組織への腐敗菌感染による壊疽性炎です。
3.肝膿瘍
誤り。好中球主体の化膿性炎です。
4.サルコイドーシス
正しい。類上皮細胞肉芽腫を形成する肉芽腫性炎です。
覚えるポイント
- 肉芽腫性(特異性)炎症=結核、サルコイドーシス、梅毒、ハンセン病、クローン病。
- 結核は乾酪壊死を伴い、サルコイドーシスは伴わない。
- 化膿性炎=好中球と膿(ブドウ球菌、レンサ球菌)。
- 線維素性炎=フィブリンの析出、漿液性炎=漿液の滲出。