31AM40|第31回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第31回午前(科目未分類)
心電図検査でST低下の際に疑われるのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
心電図の所見と疾患を対応させる問題です。
ST部分の変化が何を示すかを考えます。
解説
**ST部分の低下(ST下降)**は、心筋の虚血を示す代表的な所見です。冠状動脈の狭窄により心筋への血流が不足すると生じ、狭心症の発作時や運動負荷試験の陽性所見としてみられます。したがってこれが正答です。なお、ST上昇は心筋の傷害や壊死を示し、急性心筋梗塞の初期にみられます。
心房細動では、P波が消失して細かい基線の揺れ(f波)がみられ、RR間隔が不規則になります(絶対性不整脈)。ST部分の変化が特徴ではありません。
心室粗動では、規則的で大きな波が連続し、正常な波形の区別がつかなくなります。心室細動に移行しやすい危険な不整脈で、直ちに除細動が必要な状態です。
洞不全症候群では、洞房結節の機能が低下し、著しい徐脈、洞停止、洞房ブロックがみられます。失神発作を起こすことがあり、ペースメーカーの適応となります。
選択肢の確認
1.狭心症
正しい。心筋虚血を反映してST低下がみられます。
2.心房細動
誤り。P波の消失とRR間隔の不整が特徴です。
3.心室粗動
誤り。規則的で大きな波が連続し、心室細動に移行しやすい状態です。
4.洞不全症候群
誤り。著しい徐脈や洞停止が特徴です。
覚えるポイント
- ST低下=心筋虚血(狭心症)。ST上昇=心筋傷害(急性心筋梗塞)。
- 異常Q波=陳旧性心筋梗塞。
- 心房細動=P波消失、RR不整、心原性脳塞栓症の危険。
- 心室細動=直ちに胸骨圧迫とAED。