31AM42|第31回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第31回午前(科目未分類)
涙腺と唾液腺を支配しているのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
脳神経の副交感神経支配を問う問題です。
涙腺と唾液腺の両方を支配する神経を選びます。
解説
顔面神経は、表情筋を支配する運動線維のほかに、副交感神経線維と味覚を伝える線維を含みます。
副交感神経線維は二つの経路をとります。大錐体神経として翼口蓋神経節に至り、涙腺と鼻・口蓋の腺を支配します。もう一つは鼓索神経として顎下神経節に至り、顎下腺と舌下腺という唾液腺を支配します。したがって、涙腺と唾液腺の両方を支配するのは顔面神経であり、これが正答です。なお鼓索神経は舌前3分の2の味覚も伝えます。
三叉神経は顔面の知覚と咀嚼筋の運動を担う神経で、副交感神経線維そのものは含みません(節後線維がその枝に乗って走ることはあります)。
舌咽神経は、耳神経節を経て耳下腺を支配します。唾液腺の一つを支配しますが、涙腺は支配しません。
舌下神経は舌筋を支配する運動性の神経です。
選択肢の確認
1.三叉神経
誤り。顔面の知覚と咀嚼筋の運動を担います。
2.顔面神経
正しい。涙腺(大錐体神経)と顎下腺・舌下腺(鼓索神経)を支配します。
3.舌咽神経
誤り。耳下腺を支配しますが、涙腺は支配しません。
4.舌下神経
誤り。舌筋を支配する運動性の神経です。
覚えるポイント
- 顔面神経=表情筋、涙腺、顎下腺・舌下腺、舌前3分の2の味覚(鼓索神経)。
- 舌咽神経=耳下腺、舌後3分の1の味覚、咽頭の知覚。
- 副交感神経を含む脳神経=動眼、顔面、舌咽、迷走。
- 顔面神経麻痺では、表情筋麻痺に加え味覚障害や涙・唾液の分泌障害を伴うことがある。