31AM44|第31回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第31回午前(科目未分類)
ショックの分類で、患者の皮膚が温かい場合に考えられるのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
ショックの分類と皮膚所見の関係を問う問題です。
末梢血管が収縮しているか拡張しているかで判断します。
解説
多くのショックでは、血圧を保とうとして交感神経が緊張し、末梢血管が収縮します。その結果、皮膚は冷たく、蒼白で、湿潤になります。これをコールドショックといい、心原性、閉塞性、血液量減少性のショックが該当します。
これに対し、血液分布異常性ショックでは、血管が異常に拡張して血液の分布が偏るため、少なくとも初期には皮膚が温かく、乾いて、赤みを帯びます。これをウォームショックといいます。敗血症性ショックの初期、アナフィラキシーショック、神経原性ショックが該当します。したがってこれが正答です。
なお、敗血症性ショックでも進行すると末梢循環が破綻し、冷たく蒼白な状態へ移行します。
ショックの一般的な徴候としては、血圧低下、頻脈(神経原性では徐脈)、意識障害、尿量減少、頻呼吸があります。施術中にこれらの徴候がみられた場合は、直ちに施術を中止し救急要請を行います。
選択肢の確認
1.心原性
誤り。末梢血管が収縮し、皮膚は冷たく蒼白になります。
2.閉塞性
誤り。同様に皮膚は冷たくなります。
3.血液量減少性
誤り。皮膚は冷たく蒼白、湿潤になります。
4.血液分布異常性
正しい。血管拡張により、初期には皮膚が温かくなります(ウォームショック)。
覚えるポイント
- ウォームショック=血液分布異常性(敗血症の初期、アナフィラキシー、神経原性)。
- コールドショック=心原性、閉塞性、血液量減少性。
- ショックの徴候=血圧低下、頻脈、意識障害、尿量減少、頻呼吸、蒼白、冷汗。
- アナフィラキシーは緊急事態であり、直ちに救急要請する。