31AM51|第31回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第31回午前(科目未分類)
神経性やせ症(神経性食欲不振症)について正しいのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
神経性やせ症の特徴と治療を問う問題です。
原因が何か、どのような合併症が起こるかを確認します。
解説
神経性やせ症は、体重増加への強い恐怖と、自分の体型に対する認識の偏り(ボディイメージの障害)を背景に、極端な食事制限を行って著しい低体重に至る摂食障害です。
治療では、栄養状態の改善とともに、心理療法が重要な役割を果たします。認知行動療法や家族療法などにより、体重や体型に対する考え方、対人関係、家族関係に働きかけます。したがってこの記述が正しくなります。
好発年齢は思春期から若年成人であり、女性に多くみられます。中年に多い疾患ではありません。
原因は栄養の吸収障害ではなく、心理的要因を背景とする摂取の制限です。過度の運動、自己誘発性嘔吐、下剤の乱用を伴うこともあります。
電解質異常は起こしやすく、特に嘔吐や下剤乱用がある場合は低カリウム血症を生じ、不整脈から生命に関わることがあります。ほかに無月経、徐脈、低血圧、低体温、骨粗鬆症、うぶ毛の増加がみられます。
選択肢の確認
1.中年に多い。
誤り。思春期から若年成人の女性に多くみられます。
2.栄養吸収障害が原因である。
誤り。心理的要因による摂取制限が原因です。
3.電解質異常は起こしにくい。
誤り。低カリウム血症などを起こしやすく、危険です。
4.心理療法が有効である。
正しい。認知行動療法や家族療法などが治療の柱となります。
覚えるポイント
- 神経性やせ症=思春期から若年女性、体重増加への恐怖、ボディイメージの障害。
- 身体所見=無月経、徐脈、低血圧、低体温、うぶ毛の増加、骨粗鬆症。
- 低カリウム血症による不整脈は生命に関わる。
- 治療=栄養の回復と心理療法、家族を含めた支援。