31AM54第31回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第31回午前(科目未分類)

細菌性腸炎の原因菌と食品の組合せで誤っているのはどれか。

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正解: 1

正答

1

この問題のポイント

食中毒の原因菌と原因食品の組合せを問う問題です。

「誤っているもの」を選ぶ形式なので、正しい組合せを消していきます。

解説

ハチミツが問題となるのは、乳児ボツリヌス症です。ハチミツにはボツリヌス菌の芽胞が含まれていることがあり、腸内細菌叢が未熟な1歳未満の乳児が摂取すると、腸管内で菌が発芽・増殖して毒素を産生し、便秘、哺乳力低下、筋力低下(脱力、泣き声が弱い)を起こします。したがってサルモネラ属とハチミツの組合せは誤りであり、これが正答です。サルモネラ属の原因食品は、鶏卵、食肉(特に鶏肉)、それらの加工品です。

腸炎ビブリオは、海水中に生息する好塩菌で、生鮮魚介類が原因となります。夏季に多く、激しい腹痛と下痢を起こします。

黄色ブドウ球菌は、化膿巣や手指から食品に移り、食品中で耐熱性のエンテロトキシンを産生します。にぎりめしや弁当が代表的な原因食品で、潜伏期が短く(数時間)、嘔吐が主症状です。加熱しても毒素は壊れません。

カンピロバクターは、鶏肉の生食や加熱不十分が主な原因で、近年の細菌性食中毒で最も多い原因菌です。感染後にギラン・バレー症候群を起こすことがあります。

選択肢の確認

1.サルモネラ属-ハチミツ
誤った組合せであり、これが正答です。ハチミツは乳児ボツリヌス症に関係します。

2.腸炎ビブリオ-生鮮魚介類
正しい組合せです。好塩菌であり、海産魚介類が原因となります。

3.ブドウ球菌-にぎりめし
正しい組合せです。手指を介して汚染され、耐熱性の毒素を産生します。

4.カンピロバクター-鶏 肉
正しい組合せです。鶏肉の生食や加熱不十分が原因となります。

覚えるポイント

  • ハチミツ=1歳未満に与えない(乳児ボツリヌス症)。
  • サルモネラ=鶏卵、食肉。腸炎ビブリオ=生鮮魚介類。
  • 黄色ブドウ球菌=手指から、耐熱性の毒素、潜伏期が短く嘔吐が主。
  • カンピロバクター=鶏肉、細菌性食中毒で最多、ギラン・バレー症候群に注意。
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