31AM56|第31回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第31回午前(科目未分類)
COPDについて正しいのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
**慢性閉塞性肺疾患(COPD)**の特徴を問う問題です。
換気障害の型、症状、肺拡散能を確認します。
解説
COPDの最も特徴的な症状は労作時の呼吸困難です。坂道や階段、急ぎ足で息切れを感じることから始まり、進行すると平地の歩行や日常動作でも息切れするようになります。ほかに慢性の咳と痰がみられます。したがってこの記述が正しくなります。
**肺拡散能(DLCO)**は、肺胞と毛細血管の間のガス交換の効率を示す指標です。COPDでは肺胞壁が破壊されてガス交換面積が減るため、低下します。正常ではありません。
発作時の気管支狭窄音(喘鳴)が特徴的なのは気管支喘息です。喘息は発作性に気道が狭窄し、発作の合間は症状が乏しいのに対し、COPDでは気流制限が持続的で、可逆性に乏しいという違いがあります。
肺機能検査では、1秒率が70パーセント未満に低下する閉塞性換気障害を示します。拘束性換気障害は間質性肺炎や胸水などでみられるもので、COPDの特徴ではありません。
選択肢の確認
1.肺拡散能(DLCO)は正常である。
誤り。肺胞壁の破壊により低下します。
2.労作時の呼吸困難が特徴である。
正しい。COPDの最も特徴的な症状です。
3.発作時に気管支狭窄音を伴う。
誤り。発作性の喘鳴は気管支喘息の特徴です。
4.肺機能検査では拘束性換気障害が特徴である。
誤り。閉塞性換気障害が特徴です。
覚えるポイント
- COPD=閉塞性換気障害(1秒率70パーセント未満)、労作時呼吸困難、慢性の咳と痰。
- 最大の原因は喫煙、治療の基本は禁煙。
- 気管支喘息は発作性で可逆性、COPDは持続的で可逆性に乏しい。
- 増悪予防にインフルエンザワクチンと肺炎球菌ワクチンが有用。