31AM60|第31回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第31回午前(科目未分類)
ネフローゼ症候群の診断基準に含まれるのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
ネフローゼ症候群の特徴を問う問題です。
大量の蛋白が尿へ失われることで、何が起こるかを考えます。
解説
ネフローゼ症候群は、糸球体の障害により大量の蛋白質が尿へ漏れ出る病態で、高度の蛋白尿(1日3.5グラム以上)と低アルブミン血症(低蛋白血症)を必須の要件とし、これに浮腫と脂質異常症が加わります。
低アルブミン血症を補おうとして肝臓でのリポ蛋白合成が高まるため、高LDLコレステロール血症をきたします。これは診断基準に含まれる所見であり、正答となります。
排尿痛は膀胱炎などの尿路感染症でみられる症状で、ネフローゼ症候群の所見ではありません。
尿糖は、血糖値が腎の再吸収の閾値を超えたときや、腎性糖尿でみられるもので、ネフローゼ症候群の要件ではありません。
高蛋白血症は誤りで、蛋白質が尿へ大量に失われるため**低蛋白血症(低アルブミン血症)**となります。この低アルブミン血症により血漿膠質浸透圧が低下し、全身に強い浮腫が生じます。
選択肢の確認
1.排尿痛
誤り。尿路感染症でみられる症状です。
2.高LDLコレステロール血症
正しい。低アルブミン血症を背景に生じ、診断基準に含まれます。
3.尿 糖
誤り。糖尿病などでみられる所見です。
4.高蛋白血症
誤り。蛋白が尿へ失われるため低蛋白血症となります。
覚えるポイント
- ネフローゼ症候群=高度蛋白尿、低アルブミン血症、浮腫、脂質異常症。
- 浮腫の機序=低アルブミン血症による血漿膠質浸透圧の低下。
- 合併症=感染症、血栓症、腎機能低下。
- 尿路感染症では排尿痛、頻尿、残尿感がみられる(別の病態)。