31AM61|第31回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第31回午前(科目未分類)
鉄欠乏性貧血について正しいのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
鉄欠乏性貧血の原因と検査所見を問う問題です。
赤血球の大きさ、貯蔵鉄の指標、骨髄の状態を確認します。
解説
鉄はヘモグロビンの材料であり、不足するとヘモグロビンの合成が十分にできません。その結果、赤血球は**小さく(小球性)、色素が薄く(低色素性)**なります。したがって小球性貧血がみられるという記述が正しくなります。平均赤血球容積(MCV)が低下する点が特徴です。
原因は鉄の不足であり、月経過多、消化管出血などの慢性の失血、摂取不足、吸収障害、需要の増加(成長期、妊娠)によります。葉酸の欠乏が原因となるのは巨赤芽球性貧血(大球性貧血)であり、鉄欠乏性貧血ではありません。
血清フェリチンは体内の貯蔵鉄を反映する指標で、鉄欠乏性貧血では低下します。増加ではありません。あわせて血清鉄も低下し、総鉄結合能(TIBC)は上昇します。
骨髄は、鉄が不足しても造血しようとするため過形成の状態になります。低形成となるのは再生不良性貧血です。
選択肢の確認
1.葉酸の欠乏が原因となる。
誤り。葉酸欠乏は巨赤芽球性貧血の原因です。
2.血清フェリチンは増加する。
誤り。貯蔵鉄の減少を反映して低下します。
3.小球性貧血がみられる。
正しい。ヘモグロビン合成の障害により小球性低色素性となります。
4.骨髄は低形成である。
誤り。骨髄は過形成となります。低形成は再生不良性貧血です。
覚えるポイント
- 鉄欠乏性貧血=小球性低色素性、血清フェリチン低下、血清鉄低下、TIBC上昇。
- 症状=易疲労、動悸、息切れ、スプーン状爪、舌炎、口角炎、異食症。
- 成人男性や閉経後女性では消化管出血の検索が必要。
- 治療=原因の検索と鉄剤の投与、ヘム鉄を含む食品の摂取。