31AM64|第31回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第31回午前(科目未分類)
甲状腺機能低下症の症状で正しいのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
甲状腺機能低下症の症状を問う問題です。
代謝が低下することで何が起こるかを考えます。
解説
甲状腺ホルモンは全身の代謝を高めるホルモンです。したがって不足すると、代謝が全体に低下し、次のような症状が現れます。
体重増加(代謝低下と粘液水腫による)、寒がり、皮膚の乾燥、便秘、徐脈、動作緩慢、無気力、嗄声、眉毛外側3分の1の脱落、圧痕を残さない粘液水腫、深部腱反射の弛緩相の遅延などです。したがって体重増加が正答です。
頻脈、手指振戦、発汗過多は、いずれも代謝と交感神経活動が亢進する**甲状腺機能亢進症(バセドウ病)**の症状です。バセドウ病では、これらに加えて体重減少、暑がり、いらだち、眼球突出、びまん性甲状腺腫がみられます。メルセブルクの三徴(眼球突出、甲状腺腫、頻脈)としても知られます。
甲状腺機能低下症の最も多い原因は**橋本病(慢性甲状腺炎)**で、中年女性に多く発症します。
選択肢の確認
1.頻 脈
誤り。甲状腺機能亢進症の症状です。低下症では徐脈となります。
2.手指振戦
誤り。甲状腺機能亢進症の症状です。
3.体重増加
正しい。代謝低下と粘液水腫により体重が増加します。
4.発汗過多
誤り。甲状腺機能亢進症の症状です。低下症では皮膚が乾燥します。
覚えるポイント
- 甲状腺機能低下症=寒がり、体重増加、便秘、徐脈、動作緩慢、皮膚乾燥、粘液水腫。
- 甲状腺機能亢進症=暑がり、体重減少、頻脈、発汗過多、手指振戦、眼球突出。
- 低下症の最多の原因は橋本病、亢進症の代表はバセドウ病。
- 低下症の浮腫は圧痕を残さない。