31AM65|第31回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第31回午前(科目未分類)
骨粗鬆症患者で最も骨折が起こりにくい部位はどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正答
4
この問題のポイント
骨粗鬆症に伴う骨折の好発部位を問う問題です。
海綿骨が多く荷重のかかる部位が折れやすい、という原則で判断します。
解説
骨粗鬆症では、骨量の減少と骨質の劣化により骨がもろくなり、軽微な外力でも骨折します。好発部位は、海綿骨に富み荷重や外力を受けやすい次の四つです。
**椎体(腰椎、胸椎)**の圧迫骨折、**大腿骨近位部(頸部、転子部)**の骨折、橈骨遠位端骨折(手をついて転倒)、上腕骨近位部骨折です。これらは高齢者の四大骨折としてまとめて覚えられます。
これに対し、踵骨体部の骨折は、高所からの転落など強い直達外力によって生じることが多く、骨粗鬆症に伴う脆弱性骨折の好発部位ではありません。したがってこれが正答です。
骨粗鬆症では、椎体の圧迫骨折により身長の低下と円背が生じ、大腿骨近位部骨折は寝たきりの主要な原因となります。予防には、カルシウムとビタミンDの摂取、適度な運動、日光浴、転倒予防が重要です。
選択肢の確認
1.橈骨遠位部
誤り。手をついて転倒した際に生じやすい好発部位です。
2.腰椎椎体
誤り。圧迫骨折の代表的な好発部位です。
3.大腿骨近位部
誤り。転倒により生じ、寝たきりの主要な原因となります。
4.踵骨体部
正しい。強い直達外力で生じる骨折であり、脆弱性骨折の好発部位ではありません。
覚えるポイント
- 高齢者の四大骨折=椎体、大腿骨近位部、橈骨遠位端、上腕骨近位部。
- 椎体圧迫骨折=身長低下、円背、背部痛。無症状のこともある。
- 大腿骨近位部骨折=寝たきりの主要な原因、早期手術と早期離床が原則。
- 予防=カルシウムとビタミンD、運動、日光浴、転倒予防。