31AM68|第31回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第31回午前(科目未分類)
労作性狭心症と急性心筋梗塞で、最も違いが明確なのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
労作性狭心症と急性心筋梗塞の鑑別を問う問題です。
最も違いが明確な項目はどれかを判断します。
解説
胸痛の持続時間が、両者を分ける最も明確な違いです。
労作性狭心症は、運動などで心筋の酸素需要が高まったときに一時的な虚血が起こるもので、胸痛は**数分程度(多くは3分から5分、長くても15分以内)**で、安静やニトログリセリドにより速やかに軽快します。
急性心筋梗塞は、冠状動脈が閉塞して心筋が壊死するもので、胸痛は30分以上持続し、安静やニトログリセリドでは軽快しません。冷汗、悪心、強い不安感を伴うことが多く、緊急の受診が必要です。
呼吸困難の程度は、心筋梗塞のほうが強い傾向はあるものの、両者で重なりがあり、鑑別点として明確ではありません。
放散痛の部位は、左肩、左上肢、頸部、下顎、心窩部など、どちらでも同様の部位に生じるため、鑑別には使えません。
症状出現の時刻については、労作性狭心症は労作時に、心筋梗塞は安静時にも起こりますが、時刻そのもので明確に分けられるものではありません。
選択肢の確認
1.胸痛の持続時間
正しい。狭心症は数分、心筋梗塞は30分以上と明確に異なります。
2.呼吸困難の程度
誤り。重なりがあり、明確な鑑別点にはなりません。
3.放散痛の部位
誤り。同様の部位に生じるため区別できません。
4.症状出現の時刻
誤り。時刻で明確に分けられるものではありません。
覚えるポイント
- 労作性狭心症=数分の胸痛、安静やニトログリセリドで軽快、ST低下。
- 急性心筋梗塞=30分以上の胸痛、ニトログリセリドで軽快しない、ST上昇、冷汗。
- 放散痛=左肩、左上肢、頸部、下顎、心窩部。
- 強く持続する胸痛は直ちに救急要請する。